ビタミンC:たくさんとりたい抗酸化のビタミン

ビタミン-レモン1. 完全栄養な食事のコツ

抗酸化作用があり、エイジング成分として知られるビタミンC。認知度も高く、ビタミンC単体のサプリメントとしても人気があります。水溶性ビタミンのためとりすぎても体外に排出されてしまうので、気にせずどんどんとりたいビタミンですよね。

このビタミン、普段の食事からきちんととれているか気になりませんか?性別や年齢ごとに基準値※1から摂取量※2を差し引いて、過不足量を調べました。また、ビタミンCの量から食品の量を計算できる計算器を用意しました。あとどれだけ何を食べたらいいのか、参考にしてくださいね。

ビタミンCたっぷりのジュース

ビタミンCの役割

ビタミンCはアスコルビン酸ともいわれ、抗酸化作用があるためエイジング成分として美容や健康のために様々なサプリメントに配合されています。さらに、気になるコラーゲンの産生や鉄の吸収などにも関わっているため、どんどんとりたい栄養素です。

コラーゲンをとりたい人におすすめ

美容(肌の健康)や関節、骨の健康のために、サプリメントでコラーゲンをとっている方も多いのではないでしょうか。コラーゲンをとっても、そのコラーゲンがそのまま体内で再合成されるわけではありません。でもビタミンCはコラーゲンを作るために必要な栄養素ですので、コラーゲンをとりたい方は、ビタミンCも併せて摂取することがおすすめです。

鉄をとりたい人にもおすすめ

ビタミンCは鉄の吸収のためにも必要なビタミンです。鉄は吸収が悪いので、肉類に含まれているヘム鉄でとったほうがいいとか、野菜からの鉄は吸収が悪いとか、いろいろ言われていますよね。そのせっかく摂取した鉄を少しでも効率よく吸収するために、ビタミンCも一緒にとることをお勧めします。

日本人のビタミンCの摂取量

では、皆さんの普段の食事でビタミンCの摂取量は足りていると思いますか?推奨量※1と日本人の食事摂取状況の中央値※2から、一般的な食事をしたときにどれだけ過不足があるのかを調べました。

グラフは年代と性別ごとのビタミンCの過不足量を示しています。計算は、厚生労働省の食事摂取基準値※1から実際に日本国民が食事から摂取している成分量※2を差し引いた数字です。このグラフを見ると、70歳以上の男性、60代・70代女性以外は基準値※1に対して摂取量※3が少ない状態にあることがみてとれます。

前述のとおり、ビタミンCは水溶性のビタミンで、とりすぎても体外に排出されてしまうため過剰摂取の心配がありません。効率的にとるためには、できれば3食小分けにコツコツとって、将来の健康に備えましょう。

では実際に、次の計算器でビタミンCの成分量から食品の量を計算してみましょう。

食品の量を計算してみましょう

ビタミンCは野菜に多く含まれています。ビタミンCの量から、食品を自動で計算できる表を作りました※3。とりたい量を入力すると食品の量が出ますので、試してみてくださいね。どれだけとりたいかわからないという方は、上のグラフを参考にしてください。もしあなたが20代女性なら、推奨量より49.3mg不足していることがわかりますので、例えば「49.3」と数字を入れてみてくださいね。

まとめ

いかがでしょうか。ビタミンCは野菜に多く含まれている栄養素です。野菜には食物繊維や別のビタミンがたくさん含まれているので、サプリメントでとるよりも一石二鳥ですよ。ですが、最近は様々なサプリメントに配合されており、比較的安く手に入る成分ですので、食事からとりにくい場合はそちらもおすすめです。

ビタミンCはコラーゲンや鉄をとりたい方には必須の栄養素です。水溶性のビタミンで、とりすぎても体外に排出されてしまうため、過剰摂取の心配もほとんどありません。積極的にビタミンCをとって、健康な生活を送りましょうね。

※1.厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版
※2.令和元年国民健康・栄養調査 <中央値>

※3.参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

コメント

タイトルとURLをコピーしました